Sep 19, 2010

新宿区 某ホール講演、ありがとう - デジタルヘルス@Office

先日、某自治体の職員の皆さまに某ホールで講演させていただいた。数百名の方々にご参加いただいたが、喜んでいただけただろうか?


講演後、主催担当者は、「とてもわかりやすかった、面白かった、新たな発見があった」とコメントしてくれたし、同行してくださったナナオの浅井氏によると「これまでの講演の集大成という感じで、とてもよかった」とお言葉をいただいた。

この共済組合の主催で、毎年1回このような『VDT講習会』を開いているようなのだが、昨年はお医者さんが講演をして、VDT関連疾患や障害の説明が多く難しすぎた、対策がなかったという反省点をもとに、私には理解しやすく何らかの対策をアドバイスしてもらえるのではないかと、白羽の矢があたったらしい。それならば適任じゃない!?

今年初頭から、ナナオショールーム、アカデミーヒルズ、として今回の都民ホールと展開してきたのだが、コンテンツそのものはあまり変化はない。しかし、そのストーリー仕立てや、訴求ポイントは試行錯誤してきた。


特に今回の講演で伝えたかったポイントは:
  • デジタルワークのセルフ・マネジメントで、仕事の効率・快適アップ
  • みんなでやれば、こわくない、疲れない
こうして自分の講演過程をふりかえってみると、自分自身がこのテーマ理解と確信を深めていること、そして、それぞれ聴講者の特性を理解し、実践させるツボをおさえるようになったことだ。これは簡単なようでいて、頭だけでは理解するのはむつかしいもの。何度かやってみて、時には参加者から反論されたり(ほんとにそれが効果あるんですか?とか)、無視されたり(まったく役に立たない!とか)しながら現場体験をつむことでやっと一歩一歩進むことができる。

私のデジタルヘルス&デジタルビューティも、そもそも上から目線の指導を強要するものではない。厚生労働省のVDTガイドラインがあっても、企業内で徹底されないこと、一般人に認知されないこと、またそれだけでは人々の心身の疲労軽減がかなわないことから、どうしたらこのテーマを普及させられるのかという草の根活動、ボトムアップで積み重ねてきたものだ。

大切なのは、デジタルワークのセルフ・マネジメントの重要性に気づいてもらうことである。パソコンしたら疲れるのはあたりまえ、どうしようもないことだという思考停止をやめることだ。誰かが、この疲労を軽減してくれる、治してくれる、配慮してくれるという他力本願な仕事の仕方をやめることだ。そして、自分の心身からのシグナルを感じたら早めに対処してあげることだ。

とはいっても、自分の管理が最もむつかしい。私自身が私の講演内容を完璧に実践しているか、と聞かれれば、けっこう恥ずかしい思いをしたりする。。
なので面倒な思いや辛い思いをせずに、あたりまえに習慣化してしまうこと、それが理想。

まあ総括として、今回は私も講演を準備段階から楽しめたし、みんなの前で講演するというパフォーマンスも、けっこう向いてると再認識できたし、まあ80点ぐらいのスコアをいただいてもいいかな、と思っている。
来年は、海外での講演とかもいいかなっ!? とかはるかな夢を描いているし、今年の成果としてはこれで本当にみなさんにありがとう、といいたい。ライフワークの進展としては、まあ順調なのかも。それでも、昨日より今日、今日より明日、またちょっと新たな気づきを重ねて進化していきたい。